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みなさんこんにちは!
堀口造園の更新担当の中西です!
造園の仕事には、長い経験の中で身につく技術がたくさんあります。
木の種類を見分ける。
枝の流れを見る。
剪定する場所を判断する。
季節に合った手入れをする。
道具を使い分ける。
お客様の希望を形にする。
こうした技術は、一日や一週間で覚えられるものではありません。
そのため、造園会社にとって新人をどのように育てるかは、とても重要なテーマです。
新人が少しずつ成長する現場もあれば、仕事を覚える前に辞めてしまう現場もあります。
その違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、造園業における新人育成について考えてみます。
造園の経験がない新人にとって、現場は知らないことだらけです。
木の名前。
道具の名前。
剪定方法。
植え方。
掃除の仕方。
現場での動き方。
先輩にとっては当たり前でも、新人には分からないことがあります。
例えば、
「この木を軽く透かして」
と言われても、初心者には何をすればいいのか分からないでしょう。
だからこそ、最初は一つずつ具体的に教えることが重要です。
「それくらい分かるやろ」
ではなく、
「最初は分からなくて当然」
という姿勢が新人の安心感につながります。
剪定を教えるとき、
「この枝を切る」
だけを教えることもできます。
しかし、それだけでは別の木で同じ判断ができません。
なぜこの枝を切るのか。
なぜこちらは残すのか。
風通しを良くするためなのか。
樹形を整えるためなのか。
成長後を考えているのか。
こうした理由まで説明することが大切です。
造園は、毎回同じ形の木を扱う仕事ではありません。
だからこそ「作業」を覚えるだけではなく、「考え方」を学ぶことが必要です。
新人にいきなり難しい剪定を任せる必要はありません。
まずは、
✅ 道具の名前を覚える
✅ 枝葉を集める
✅ 現場を清掃する
✅ 道具の手入れを覚える
✅ 先輩の作業を見る
など、基本的な仕事から始めます。
一見すると地味に感じる作業も、造園の仕事を知るうえでは重要です。
枝を集めながら剪定の流れを見る。
道具を準備しながら使い分けを覚える。
少しずつ現場全体が見えるようになっていきます。
新人が成長しやすい現場では、
「分からないことを聞ける」
という共通点があります。
同じことを聞いたら怒られそう。
忙しそうだから声を掛けられない。
こんな初歩的なことを聞いたら恥ずかしい。
新人は意外とこう考えています。
しかし、分からないまま作業する方が問題です。
特に刃物や機械を扱う仕事では、安全面にも関係します。
だからこそ、
「分からなかったら聞いて」
と言うだけではなく、実際に質問しやすい雰囲気をつくることが大切です。
造園では、剪定ばさみやのこぎり、草刈機などを使用します。
また、脚立を使って高い場所で作業することもあります。
そのため、安全に関する教育は非常に重要です。
危険な行動をした場合は、すぐに止める必要があります。
ただし、
「危ないからやめろ」
だけで終わらせず、
なぜ危険だったのか。
どうすれば安全なのか。
次から何に注意するのか。
まで伝えることが大切です。
怒られた記憶だけではなく、安全についての知識が残る指導が必要です。
造園の技術には、言葉だけでは伝えにくい部分があります。
枝を見る。
木全体のバランスを見る。
少し離れて仕上がりを確認する。
そうした先輩の動きを見ることも、新人にとって大きな勉強です。
ただし、
「見て盗め」
だけではなく、
「今どこを見ているのか」
を言葉にしてあげると、より理解しやすくなります。
例えば、
「ここから見ると右側が少し重いから、この枝を整理する」
と説明すれば、新人も職人がどこを見て判断しているのか理解できます。
新人教育では、できないところばかり指摘してしまいがちです。
しかし、成長した部分を伝えることも大切です。
「掃除きれいになったな」
「道具の準備早くなったな」
「枝のまとめ方うまくなったな」
「前より木全体を見られるようになったな」
こうした一言が、自信につながります。
技術職では一人前になるまで時間がかかります。
だからこそ、
「前よりできるようになった」
と本人が感じられることが、続ける力になります。
職人によって剪定の考え方や仕事の進め方が違うことはあります。
それ自体が悪いことではありません。
しかし、新人にとっては、
Aさんにはこう教わった。
Bさんには違うと言われた。
となると混乱します。
特に、
安全ルール。
道具の扱い。
お客様への対応。
会社として大切にする基本。
こうした部分については、一定の基準を共有しておくことが重要です。
忙しい現場では、新人とゆっくり話す時間が取れないこともあります。
それでも、
「慣れてきた?」
「分からないことない?」
「今日はどうだった?」
と少し声を掛けるだけでも違います。
新人側から相談するのは意外と勇気が必要です。
先輩から声を掛けることで、小さな悩みを早めに知ることができます。
人間関係が良いというのは、いつも仲良く話していることだけではありません。
困ったときに相談できることが重要です。
造園には、長い時間をかけて受け継がれてきた知識や技術があります。
植物を見る目。
季節を読む感覚。
剪定の判断。
お客様への提案。
こうしたものは、経験者から若い世代へ伝えていかなければ残りません。
新人を育てるには時間がかかります。
自分でやった方が早い。
そう思うこともあります。
それでも、
教える。
見せる。
やらせてみる。
確認する。
少しずつ任せる。
この繰り返しが職人を育てます。
私たちも、造園の技術を大切にしながら、新しく入った人が安心して学び、長く活躍できる環境づくりを大切にしていきます。