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みなさんこんにちは!
堀口造園の更新担当の中西です!
「仕事は段取り8割」という言葉があります。
実際の作業そのものよりも、その前の準備によって仕事の出来が大きく変わるという考え方です。
造園の仕事でも、この言葉は非常によく当てはまります。
剪定をする。
木を植える。
芝を張る。
庭をつくる。
どんな仕事であっても、現場へ行ってすぐに手を動かせばいいわけではありません。
現場を確認し、必要な道具を準備し、材料を揃え、作業順を考える。
こうした段取りが整っているからこそ、安全で効率的な作業ができます。
今回は、造園における「段取り8割」について考えてみます。
造園の仕事では、同じように見える庭でも条件はそれぞれ違います。
敷地の広さ。
樹木の高さ。
周囲の建物。
道路との距離。
作業車両を停める場所。
枝葉を搬出する経路。
こうした部分を事前に確認しておくことが重要です。
例えば、大きな木を剪定する場合でも、広い庭と住宅が密集した場所では作業方法が変わります。
切った枝をそのまま落とせるのか。
周囲を傷つけないように慎重に降ろす必要があるのか。
現場を見て初めて判断できることがあります。
剪定作業で現場に着いた後、
「この木なら別の道具が必要だった」
となれば、取りに戻らなければなりません。
それだけでも時間がかかります。
そのため、
✅ 剪定ばさみ
✅ のこぎり
✅ 脚立
✅ 草刈りなどに使用する機器
✅ 清掃に必要な道具
など、その日の作業に必要なものを事前に確認します。
また、予備の消耗品なども準備しておけば、現場でのトラブルに対応しやすくなります。
植栽工事の場合は、植物だけ準備すればいいわけではありません。
植える場所。
土の状態。
日当たり。
水はけ。
植物同士の間隔。
成長後の大きさ。
こうしたことを考えながら計画します。
今は小さな木でも、数年後には大きく育ります。
そのときに建物へ当たらないか。
通路をふさがないか。
他の植物と重なりすぎないか。
➡ 造園の段取りでは、「完成した瞬間」だけでなく「数年後」まで考えることが大切です。
複数の作業を行う場合、どの順番で進めるかによって効率が変わります。
例えば、
高木の剪定。
低木の剪定。
草刈り。
清掃。
この順番を逆にして、先に地面をきれいにした後で高木を剪定すれば、また枝や葉が落ちて掃除をやり直すことになります。
作業の流れを考え、
「何を先にすれば手戻りが少ないか」
を考えることが重要です。
段取りが良い現場ほど、同じ作業を何度も繰り返すことが少なくなります。
造園では、脚立や刃物、機械を使用します。
そのため、作業前に安全面も確認する必要があります。
脚立を安全に設置できるか。
周囲に人が通る可能性はないか。
枝が落ちる範囲に車や設備はないか。
機械を使う場所に危険なものはないか。
こうしたことを最初に確認することで、事故のリスクを減らせます。
安全確認は、仕事が始まってから行うものではありません。
「どう作業すれば安全か」を考えるところから段取りは始まっています。
造園では、お客様がイメージしている仕上がりを確認することも重要です。
例えば剪定の場合、
「全体的にすっきりさせたい」
という方もいれば、
「目隠しになるので、この部分は残してほしい」
という方もいます。
こちらの判断だけで作業を進めると、
「思っていたより切られてしまった」
ということになりかねません。
作業前に、
どのような仕上がりを希望しているのか。
残したい部分はあるか。
困っていることは何か。
を確認することで、完成後の認識違いを減らすことができます。
造園では天候によって作業条件が変わります。
特に剪定や高所作業では、雨や強風によって安全性が大きく変わる場合があります。
そのため、
「この日はこの現場」
と予定を決めるだけでなく、天気予報なども見ながら調整します。
雨の日でもできる作業。
晴れている日に優先したい作業。
それぞれを考えておけば、予定変更があった場合も対応しやすくなります。
仕事が早い職人ほど、単純に手を速く動かしているわけではありません。
今この木を剪定している。
次にどこを切るのか。
切った枝はどこへ集めるのか。
その次に使う道具は何か。
作業後はどう清掃するのか。
常に一歩先を考えながら動いています。
新人のうちは、目の前の作業で精一杯でも問題ありません。
しかし、少し慣れてきたら、
「次は何をする?」
を意識すると仕事全体が見えるようになります。
剪定や伐採をすれば、多くの枝や葉が出ます。
それらをどこに集めるのか。
どう車両へ積むのか。
どのタイミングで搬出するのか。
ここまで考えておくことも大切です。
作業だけ順調に進んでも、最後に大量の枝葉が残っていれば片付けに時間がかかります。
最初から片付けまで含めて仕事の流れを考えておくことで、最後までスムーズに進められます。
造園は、その場で植物を見ながら判断することも多い仕事です。
しかし、それは準備が必要ないということではありません。
現場を見る。
植物を見る。
道具を準備する。
作業順を決める。
安全を確認する。
お客様の希望を確認する。
片付けまで考える。
こうした準備ができているからこそ、現場で状況に合わせた判断ができます。
段取りは、単に仕事を早く終わらせるためのものではありません。
安全性を高め、仕上がりの質を高め、お客様に満足していただくための大切な準備です。
私たちも、一つひとつの現場で事前確認を大切にし、丁寧で美しい造園仕事につなげていきます。