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月別アーカイブ: 2025年11月

堀口造園のよもやま話~街も人生も、“緑”があると優しくなる~

みなさんこんにちは!
堀口造園の更新担当の中西です!

 

 

~街も人生も、“緑”があると優しくなる~

 

前回は「お家の庭」を中心にお話しましたが、
造園業のフィールドは、実は住宅だけではありません。

  • 公園

  • 街路樹

  • 商業施設の植栽

  • 学校・保育園・病院の庭

  • マンションの共有スペース

など、街のあちこちに、造園のしごとは広がっています

今日は、そんな“街の中の緑”に関わる造園業の視点から、
**「なぜ今、造園業が大事なのか」「どんな想いで仕事をしているのか」**をお話してみたいと思います🌿


1. アスファルトの中の1本の木が、気持ちを変える☺️

夏の暑い日、
アスファルトの上を歩いていて、
ふと街路樹の影に入った瞬間、
「ほっ」としたことはありませんか?🌳

  • ノドを通り抜ける風が少し涼しくなる

  • 目に入る色が、灰色から緑に変わる

  • その一瞬だけ、気持ちが軽くなる

たった一本の木でも、そこにあるだけで
“空気の質”と“気持ちの質”を変えてくれる存在です。

造園業は、そんな緑を

  • 植える

  • 育てる

  • 守る

ことで、街の景色と人の気持ちを支えています😊


2. 公園づくり・公園管理のお話🌳👧

公園は、子どもから高齢者まで、
多くの人が集まる“街のリビング”のような場所です。

◆ 公園づくりで考えること

新しく公園をつくるとき、私たちはこんなことを考えます👇

  • 子どもたちが走り回れる芝生スペースはどれくらい必要か

  • ボール遊びエリアと静かに過ごすエリアをどう分けるか

  • 樹木の配置(日陰の確保・見通しの良さ・防犯性)

  • 季節ごとの楽しみ(花・紅葉・実・香りなど)

  • ベンチや水場・トイレの位置

「遊具を置いて終わり」ではなく、
**そこで“どんな時間が流れてほしいか”**をイメージしながら設計していきます。

◆ 管理の大切さ

公園は、つくって終わりではありません。

  • 草が伸びすぎないように草刈り

  • 枝が折れて危険にならないように剪定

  • 落ち葉の季節には、滑りやすい場所を重点的に清掃🍂

  • 害虫・病気が出たときの対応

こうした日々のメンテナンスを、造園業者が担当している地域もたくさんあります。

**「いつ行っても気持ちのいい公園」**の裏側には、
朝早くからの草刈り機の音や、剪定作業の姿があるんです😊


3. 学校・保育園・病院の“緑の役割”🌱

街の中でもう一つ、造園業がよく関わるのが

  • 学校・保育園・幼稚園

  • 病院・福祉施設

などの緑です。

👦 子どもたちにとっての庭・園庭

園庭や校庭は、ただ走り回る場所ではありません。

  • 季節の変化を感じる「自然の教科書」📘

  • 虫や植物にふれる「理科実験室」🔬

  • 泥だんご・落ち葉遊び・木登り…想像力を広げる「遊びのステージ」🎭

造園業としては、

  • ケガのリスクが少ない樹種・配置

  • どんぐりや落ち葉など“素材”になる木の選定

  • 夏に日陰をつくってくれる高木の配置

などを意識しながら、
**“子どもたちの成長のそばにある緑”**をつくっています😊

🏥 病院・福祉施設にとっての庭

病院や高齢者施設の庭は、
「眺めるだけの空間」にも大きな意味があります。

  • 窓から見える緑が、気持ちを落ち着かせてくれる

  • 外に出られない方にとって、季節を感じる大事な“窓”になる

  • リハビリやお散歩コースとして活用される

造園業としては、

  • 車椅子でも通りやすい動線

  • 段差を少なくした園路設計

  • 視線の高さに合わせた植栽(座ったときにも緑が見えるように)

など、「使う方の身体の状態」に合わせた庭づくりを行っています🌿


4. マンションや商業施設の植栽も、立派な“造園”です🏢✨

  • マンションのエントランスのシンボルツリー

  • 商業施設のアプローチに並ぶ植栽

  • オフィスビルの屋上庭園

こうした緑も、造園業の仕事です。

🌳 エントランスの第一印象をつくる

マンションのエントランス周りは、

  • 住む人の“帰ってきたときの気持ち”

  • 来客が感じる“第一印象”

を左右する大事なポイントです。

  • 季節ごとに表情が変わる植栽

  • 夜のライトアップ

  • 落ち葉の掃除のしやすさ

などを考えながら、
**「毎日通るたびに、少しだけ気持ちが明るくなる空間」**を目指して植栽計画を立てます😊

🏬 商業施設の緑は“滞在時間”を変える

ショッピングモールや飲食店の周りにある緑には、

  • 「なんとなく居心地がいい」

  • 「もう少しここで過ごそうかな」

と思ってもらえる効果があります。

  • ベンチの近くに木陰をつくる

  • フォトスポットになるような植栽演出📸

  • 子どもが触っても危なくない植物の選定

など、“商業”と“癒やし”のバランスをとりながら緑を配置していくのも、造園業ならではの視点です。


5. 造園業とSDGs・環境問題🌎

最近よく耳にする「SDGs」や「環境問題」。
実は、造園業はこの分野とも相性のいい仕事です。

  • 都市のヒートアイランド対策としての緑化

  • 屋上緑化・壁面緑化による省エネ効果

  • 在来種を活かした植栽で、生物多様性を守る

  • 雨水を地面に浸透させる“透水性”の高い外構計画

など、街と地球にやさしい仕組みづくりに、造園業の技術が活かされています。

「木を植える」ことは、
単に景色を良くするだけでなく、

  • 空気をきれいにする

  • 温度をやわらげる

  • 生き物たちの居場所をつくる

という意味でも、これからますます重要になってくるはずです🍃


6. 造園業のやりがいは「変化を見守れること」👀

造園業のしごとは、
「つくった瞬間がゴール」ではありません。

  • 植えた直後の小さな苗木が、数年後に立派な木になる

  • 最初は寂しかった花壇が、年々ボリュームを増していく

  • 子どもだったお客様が、大人になって“自分の家の庭”の相談に来てくれる

そんな、“時間の積み重ね”を感じられるのが、造園業の一番のやりがいです😊

剪定で毎年うかがうお宅のお庭では、

「今年もこの木、よく伸びましたね〜」
「去年植えたアジサイ、すごくきれいに咲きましたよ!」

といった会話が生まれます。

**庭は、施主さまと造園業者が一緒に育てていく“共同作品”**だと、私たちは思っています🌈


7. これからの造園業にできること🌱

これから先、造園業が担っていける役割は、まだまだ広がると感じています。

  • 高齢の方が、無理なく庭を楽しめる工夫

  • 子どもたちが自然にふれる機会を増やす取り組み👦👧

  • 企業・学校・自治体と連携した、緑化プロジェクト🌳

  • 在宅ワーク時代の「おうち時間を豊かにする庭提案」

など、人と緑をつなぐ“通訳”としての仕事が増えていくでしょう。

造園業は、派手さはないけれど、
「そこに緑があることで、誰かの一日がちょっと優しくなる」
そんな仕事です。


8. まとめ:緑のある街・庭は、“人にやさしい街・暮らし”🍀

  • 街路樹・公園・学校・病院・マンション・商業施設…
    私たちの生活の周りには、造園業のしごとがたくさん隠れています。

  • 一本の木、ひとつの花壇、ひとつの芝生スペースが、
    人の気持ちや行動を少しずつ変えています。

  • 造園業は、
    **「暮らし」「街」「環境」「心」**を、緑を通してそっと支える仕事です🌿

もしあなたの身の回りで、

  • 手入れが大変になってきたお庭

  • もう少し緑が欲しいと感じるスペース

  • 子どもや家族と自然を楽しみたい場所

があれば、
それは造園業が力になれる場かもしれません😊

私たちも、
一本の木、一坪の庭、一本の街路樹から、
**「緑のある、ちょっとやさしい未来」**を増やしていけたらと思っています🌳✨

 

 


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堀口造園のよもやま話~“もうひとつのリビング”~

みなさんこんにちは!
堀口造園の更新担当の中西です!

 

~“もうひとつのリビング”~

 

私たちは、いわゆる「庭屋」「植木屋」と呼ばれる仕事をしていますが、実は自分たちのことをただの“木を切る人”だとは思っていません。

  • 家族が集まる場所を、もうひとつ増やす仕事✨

  • 四季を感じる時間を、暮らしにそっと差し込む仕事🍂

  • 忙しい毎日に、ふっと心がゆるむ景色をつくる仕事🌿

それが、私たち造園業のしごとだと思っています。

今日は、造園業がどんな想いで庭づくり・庭の管理に向き合っているのかを、できるだけ分かりやすくお話してみたいと思います😊


1. 「庭」は家の“外”ではなく、“もう一つの部屋”🏠

「庭」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

  • 草が伸びてしまって手入れが大変😥

  • 木が大きくなってお隣に迷惑かも…💦

  • 雑草との戦いで夏が終わる…🌱

こんな“困りごと”のイメージが強い方も多いかもしれません。

でも造園業から見ると、本来の庭は

「リビングやダイニングと同じくらい、暮らしの一部」

なんです。

たとえば、こんなシーンを想像してみてください👇

  • 春:窓を開けると、足元には新芽、頭上にはやわらかい新緑🌱

  • 夏:子どもがプールではしゃぎ、親は木陰でコーヒーを飲む☕

  • 秋:紅葉したモミジ越しに、月を眺めながら一杯🍶

  • 冬:葉を落とした枝ぶりに雪が乗り、静かな季節の表情を楽しむ❄️

「ただ眺める」だけでなく、
庭は“使ってこそ”価値が出る場所です。

造園業の役割は、
この“外の部屋”を、ご家族にとって心地よい空間にすることだと考えています😊


2. 造園業のしごとは「木を植える」だけじゃない🌳

造園業=木を植えたり切ったりする人、というイメージが強いですが、実際にはもっと幅広い仕事があります。

◆ 庭づくりの計画・設計🖊️

  • ご家族構成(小さいお子さん、高齢のご家族、ペットなど)

  • お家の雰囲気(和風・洋風・ナチュラル・モダン)

  • 日当たり・風通し・隣家との距離

  • メンテナンスにかけられる時間や予算

これらを総合的に考えながら、

  • どこにシンボルツリーを植えるか

  • どこに花壇・芝生・アプローチをつくるか

  • 夜のライトアップをどうするか

などを図面やイメージパースに落としていきます📐

◆ 施工(つくること)🛠️

  • 土の入れ替え・改良(粘土質の土を植物が育ちやすい土へ)

  • 植栽(木・低木・下草・芝の配置と植え付け)

  • アプローチやテラスの石貼り・タイル貼り

  • フェンス・ウッドデッキ・パーゴラなどの設置

“庭の骨格”をつくり、そこに植物や素材を組み合わせながら空間を仕上げていきます。

◆ 管理・メンテナンス(育てること)🌱

  • 剪定(せんてい)

  • 消毒・施肥(肥料)

  • 芝生の管理(刈り込み・目土・エアレーション)

  • 雑草対策・植え替え

ここからが、ある意味“本番”です。
庭はつくって終わりではなく、一緒に歳を重ねていく存在
造園業の仕事は、つくることと同じくらい「一緒に育てていくこと」でもあります😊


3. 剪定は「切ればいい」ではなく、「未来をデザインする作業」✂️

庭の管理でよくご依頼いただくのが「剪定」です。
でも、この剪定がなかなか奥深い作業なんです。

「とにかく小さくしてほしい」「バッサリさっぱり!」というご希望も多いのですが、プロとして一番大切にしているのは👇

「数年先をイメージしながら切ること」

🔰 素人剪定でよくある失敗

  • 上だけ切って、“ほうき”のような樹形になってしまう

  • 太い枝を一気に落として、そこから枯れやすくなる

  • 花芽を全部切ってしまい、翌年まったく花が咲かない😱

こうしたことは、実はそんなに珍しくありません。

👨‍🌾 プロが剪定で見るポイント

  • 樹種(種類)ごとの「切るタイミング」と「切り方」

  • 木のクセ(どの方向に伸びたがるか)

  • 風の通り方・太陽の入り方

  • 下草や、ほかの木とのバランス

これらを見ながら、

  • 枝が重なりすぎているところを間引く

  • 将来の“骨格”になる枝を残しておく

  • 病気になりやすい箇所を予防的に整理しておく

といった作業を行います✂️

剪定は、「今スッキリさせる」ことと同じくらい「数年後の姿を整える」仕事でもあるんです😊


4. “住む人目線”で庭を考える👀

造園業として心がけているのは、
「植える側の都合」だけで庭をつくらないこと。

たとえば👇

  • 共働きで普段忙しいご夫婦
    → 手のかかりすぎる庭木は避け、樹種をしぼって管理しやすく🌿

  • 小さなお子さんがいるご家庭
    → トゲのある植物は避ける / ボール遊びスペースを確保⚽

  • 高齢のご家族がいる場合
    → 段差を少なくし、転倒リスクの少ない動線を意識👣

  • ペットと遊びたいご家庭
    → ワンちゃんが走れる芝生スペース+脱走防止のフェンス🐶

…など、それぞれの暮らし方に合わせた庭の提案をしています。

図面の上ではきれいでも、

  • 物干し動線をふさいでしまう

  • 窓を開けるたびに葉っぱが当たる

  • 夜、ライトが眩しすぎて寝室に入ってくる

となってしまっては、暮らしに寄り添った庭とは言えません💦

造園の図面を引くときは、
“その家族の一日の動き”を頭の中でシミュレーションしながら描いていきます😊


5. コンクリートだけが正解じゃない。「土」とのほどよい距離感🌱

新築の外構工事では、

  • できるだけ草が生えないようにコンクリートで固めてほしい

  • メンテナンスが大変だから土の部分をなくしてほしい

というご相談も増えています。

たしかに、雑草は手間がかかります💦
でも、“土の面”がまったくない外構には、こんなデメリットもあります👇

  • 夏、地面からの照り返しが強く、体感温度が上がる🥵

  • 雨がすべて排水溝に流れ込み、水はけに負荷がかかる

  • 植物を楽しみたくなったときに、プランターだけでは限界がある

そこで私たちは、

  • コンクリートと植栽スペースのバランスをとる

  • 防草シート+砂利で、“手間を減らしつつ土を残す”

  • 将来「ここに木を植えたくなるかも」という余白をあえて残す

といった提案もよく行います🌿

“全部コンクリート”と“全部土”の中間に、暮らしにちょうどいいラインがあるはず。
そこを一緒に探すのも、造園業の役割だと思っています😊


6. 夜の庭は「特別な一枚の絵」になる🌙💡

最近人気なのが、庭のライトアップです。

  • 足元のアプローチ灯

  • シンボルツリーを照らすスポットライト

  • デッキ周りの間接照明

などを組み合わせることで、
夜の庭はまったく違う表情を見せてくれます。

  • 窓から見えるシルエットが絵画のようになる🎨

  • 玄関まわりが明るくなって、防犯性もアップ🔒

  • 夏の夜、外でちょっと一杯…という楽しみも増える🍺

「庭のライトアップ」と聞くと、
豪華でお金がかかるイメージを持たれがちですが、

  • 必要なポイントだけ

  • 小さな照明から

でも十分雰囲気は変わります。

造園業としては、

  • 植物の葉の透け方

  • 幹や石の陰影の出方

までイメージしながら照明の位置を決めていきます💡
夜の庭は、**一日の終わりを静かに受け止めてくれる“もう一つのリビング”**です😊


7. まとめ:庭は「贅沢」ではなく、「心の余白」🌈

  • 庭は、家の外ではなく“もう一つの部屋”

  • 造園業のしごとは、つくること+育てること

  • 剪定は「今スッキリ」だけでなく「未来をデザイン」する作業

  • 暮らし方・家族構成に合わせた庭づくりが大切

  • 土とコンクリートのバランス、昼と夜の表情も含めて庭の魅力

忙しい毎日の中で、
**「なんでもない景色が、ふと心を軽くしてくれる瞬間」**ってありませんか?

  • 朝、カーテンを開けたときに見える一筋の新芽🌱

  • 帰宅したときに迎えてくれる、柔らかいライトに照らされた庭🌙

  • 休日、お茶を片手にぼーっと眺める緑🍃

そんな時間を、庭はさりげなく用意してくれます。

造園業として、
これからも「木を植える」「草を切る」だけではなく、

「その人の暮らしに、どんな景色と時間を届けられるか」

を大切に、一つ一つの庭と向き合っていきたいと思います😊🌳

 

 

 


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