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みなさんこんにちは!
堀口造園の更新担当の中西です!
~街も人生も、“緑”があると優しくなる~
前回は「お家の庭」を中心にお話しましたが、
造園業のフィールドは、実は住宅だけではありません。
公園
街路樹
商業施設の植栽
学校・保育園・病院の庭
マンションの共有スペース
など、街のあちこちに、造園のしごとは広がっています。
今日は、そんな“街の中の緑”に関わる造園業の視点から、
**「なぜ今、造園業が大事なのか」「どんな想いで仕事をしているのか」**をお話してみたいと思います🌿
目次
夏の暑い日、
アスファルトの上を歩いていて、
ふと街路樹の影に入った瞬間、
「ほっ」としたことはありませんか?🌳
ノドを通り抜ける風が少し涼しくなる
目に入る色が、灰色から緑に変わる
その一瞬だけ、気持ちが軽くなる
たった一本の木でも、そこにあるだけで
“空気の質”と“気持ちの質”を変えてくれる存在です。
造園業は、そんな緑を
植える
育てる
守る
ことで、街の景色と人の気持ちを支えています😊
公園は、子どもから高齢者まで、
多くの人が集まる“街のリビング”のような場所です。
新しく公園をつくるとき、私たちはこんなことを考えます👇
子どもたちが走り回れる芝生スペースはどれくらい必要か
ボール遊びエリアと静かに過ごすエリアをどう分けるか
樹木の配置(日陰の確保・見通しの良さ・防犯性)
季節ごとの楽しみ(花・紅葉・実・香りなど)
ベンチや水場・トイレの位置
「遊具を置いて終わり」ではなく、
**そこで“どんな時間が流れてほしいか”**をイメージしながら設計していきます。
公園は、つくって終わりではありません。
草が伸びすぎないように草刈り
枝が折れて危険にならないように剪定
落ち葉の季節には、滑りやすい場所を重点的に清掃🍂
害虫・病気が出たときの対応
こうした日々のメンテナンスを、造園業者が担当している地域もたくさんあります。
**「いつ行っても気持ちのいい公園」**の裏側には、
朝早くからの草刈り機の音や、剪定作業の姿があるんです😊
街の中でもう一つ、造園業がよく関わるのが
学校・保育園・幼稚園
病院・福祉施設
などの緑です。
園庭や校庭は、ただ走り回る場所ではありません。
季節の変化を感じる「自然の教科書」📘
虫や植物にふれる「理科実験室」🔬
泥だんご・落ち葉遊び・木登り…想像力を広げる「遊びのステージ」🎭
造園業としては、
ケガのリスクが少ない樹種・配置
どんぐりや落ち葉など“素材”になる木の選定
夏に日陰をつくってくれる高木の配置
などを意識しながら、
**“子どもたちの成長のそばにある緑”**をつくっています😊
病院や高齢者施設の庭は、
「眺めるだけの空間」にも大きな意味があります。
窓から見える緑が、気持ちを落ち着かせてくれる
外に出られない方にとって、季節を感じる大事な“窓”になる
リハビリやお散歩コースとして活用される
造園業としては、
車椅子でも通りやすい動線
段差を少なくした園路設計
視線の高さに合わせた植栽(座ったときにも緑が見えるように)
など、「使う方の身体の状態」に合わせた庭づくりを行っています🌿
マンションのエントランスのシンボルツリー
商業施設のアプローチに並ぶ植栽
オフィスビルの屋上庭園
こうした緑も、造園業の仕事です。
マンションのエントランス周りは、
住む人の“帰ってきたときの気持ち”
来客が感じる“第一印象”
を左右する大事なポイントです。
季節ごとに表情が変わる植栽
夜のライトアップ
落ち葉の掃除のしやすさ
などを考えながら、
**「毎日通るたびに、少しだけ気持ちが明るくなる空間」**を目指して植栽計画を立てます😊
ショッピングモールや飲食店の周りにある緑には、
「なんとなく居心地がいい」
「もう少しここで過ごそうかな」
と思ってもらえる効果があります。
ベンチの近くに木陰をつくる
フォトスポットになるような植栽演出📸
子どもが触っても危なくない植物の選定
など、“商業”と“癒やし”のバランスをとりながら緑を配置していくのも、造園業ならではの視点です。
最近よく耳にする「SDGs」や「環境問題」。
実は、造園業はこの分野とも相性のいい仕事です。
都市のヒートアイランド対策としての緑化
屋上緑化・壁面緑化による省エネ効果
在来種を活かした植栽で、生物多様性を守る
雨水を地面に浸透させる“透水性”の高い外構計画
など、街と地球にやさしい仕組みづくりに、造園業の技術が活かされています。
「木を植える」ことは、
単に景色を良くするだけでなく、
空気をきれいにする
温度をやわらげる
生き物たちの居場所をつくる
という意味でも、これからますます重要になってくるはずです🍃
造園業のしごとは、
「つくった瞬間がゴール」ではありません。
植えた直後の小さな苗木が、数年後に立派な木になる
最初は寂しかった花壇が、年々ボリュームを増していく
子どもだったお客様が、大人になって“自分の家の庭”の相談に来てくれる
そんな、“時間の積み重ね”を感じられるのが、造園業の一番のやりがいです😊
剪定で毎年うかがうお宅のお庭では、
「今年もこの木、よく伸びましたね〜」
「去年植えたアジサイ、すごくきれいに咲きましたよ!」
といった会話が生まれます。
**庭は、施主さまと造園業者が一緒に育てていく“共同作品”**だと、私たちは思っています🌈
これから先、造園業が担っていける役割は、まだまだ広がると感じています。
高齢の方が、無理なく庭を楽しめる工夫
子どもたちが自然にふれる機会を増やす取り組み👦👧
企業・学校・自治体と連携した、緑化プロジェクト🌳
在宅ワーク時代の「おうち時間を豊かにする庭提案」
など、人と緑をつなぐ“通訳”としての仕事が増えていくでしょう。
造園業は、派手さはないけれど、
「そこに緑があることで、誰かの一日がちょっと優しくなる」
そんな仕事です。
街路樹・公園・学校・病院・マンション・商業施設…
私たちの生活の周りには、造園業のしごとがたくさん隠れています。
一本の木、ひとつの花壇、ひとつの芝生スペースが、
人の気持ちや行動を少しずつ変えています。
造園業は、
**「暮らし」「街」「環境」「心」**を、緑を通してそっと支える仕事です🌿
もしあなたの身の回りで、
手入れが大変になってきたお庭
もう少し緑が欲しいと感じるスペース
子どもや家族と自然を楽しみたい場所
があれば、
それは造園業が力になれる場かもしれません😊
私たちも、
一本の木、一坪の庭、一本の街路樹から、
**「緑のある、ちょっとやさしい未来」**を増やしていけたらと思っています🌳✨
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